ナイジェリアのウーバーは海と川を走る

Uber(ウーバー)といえば都内ではUber Eats(ウーバー・イーツ)の配達自転車を見かけるようになりましたが、メインの事業は新しいタクシーの形である配車サービスの会社です。

そのウーバーがいまアフリカで新しいことを仕掛けているというニュースが入ってきました!

船ウーバー登場

Uber Ship
クロアチアのUber Boat
https://www.uber.com/en-HR/blog/summer-in-croatia-with-uber-2018/

2019年6月28日付のブルームバーグによると、ウーバーはナイジェリアの大都市ラゴスで船バージョンのウーバーを始めるようです。現在は当局と調整を進めているそうです。どこの国でも根回しは大事ですが、アフリカでは特に重要です。

ナイジェリアはアフリカ最大の経済大国で、人口は2億人を超えました。2050年には中国、インドに次いで世界第3位の人口になるという予測もあります。
中でもラゴスは2200万人の人口を抱え、交通渋滞はどんどん激しくなっています。車での通勤はひどいときには何時間もかかり、住民はうんざりしているのではないでしょうか。

ラゴスという都市は、本土とラグーン(潟湖)、複数の島、水路がある水の都市です。フェリーの運航はありますが、渋滞対策としては充分に機能していないようで、2014年からラゴスに進出しているウーバーはそこに目を付けたようです。

エジプトやインドではすでに船ウーバーは事業化されています。そのノウハウをラゴスで生かす狙いもありそうです。

また、地元のバス会社と提携することも検討しています。そのねらいについて、「事業の核心は、協業だ」とウーバーの幹部はロイター通信に対して語っています。

配車サービス事業の難しさを乗り越える1つのポイントとして協業に行きついたのだと想像します。

続きをnoteで読む(本記事は有料コンテンツです)。

アフリカは、すでにウーバーが普及