ソフトバンクの5000億ラテンアメリカファンド、幹部は”ワールドクラス”

ソフトバンクは2019年6月7日、ラテンアメリカ諸国への投資に特化した50億米ドル規模の「ソフトバンク・ラテンアメリカ・ファンド」の幹部人事を明らかにした。

米国のマイアミを拠点に、ソフトバンクグループが株を保有する企業のラテン・アメリカ進出をサポートするという。

以下が、ラテンアメリカ・ファンドを率いるチームの顔ぶれだ。ファンドのトップに就任したマルセロ・クラウレ氏は「これほどふさわしいワールドクラスのマネジメントチームはない」とのコメントを発表している。

マルセロ・クラウレ

トップは、ソフトバンクグループのCOO。アメリカの携帯電話事業者スプリントのCEOを務めていた。ソフトバンクグループ・インターナショナル(SBGI)のCEOも務めている。

クリス・クーパー

SBGIのCFO(最高財務責任者)に就任する。直近は、アメリカを代表するベンチャーキャピタルとして知られるセコイア・キャピタルで財務や資金調達などを手がけていた。

パトリシア・メネンデス・カンボ

アメリカの大手法律事務所「グリーンバーグ・トラウリグ」に25年以上在籍。SBGIの次席法務顧問に就任する。

フランシスコ・ソレンティーノ

マイクロソフトのラテンアメリカ・カリブ地域のヴァイス・プレジデントを務めた。SBGIとラテンアメリカファンドの人事責任者に就任する。

リー・バッカー

ラテンアメリカ・ファンドのCOO(最高執行責任者)に就任する。新興市場を専門とする投資会社TRGマネジメントの幹部を務めていた模様。