なぜ炎上?アフリカで燃え続ける欧米メディア 

ケニアでニューヨークタイムズ(NYT)が炎上した。

複数メディアで「また?」と揶揄される今回の炎上は、2019年7月上旬に出たナイロビ支局長ポストの求人が発端だ。

「スーダンの砂漠からソマリアの海賊、コンゴの森深くにタンザニアの海岸まで、飛び込んでいくチャンスがたくさんある仕事です。テロに資源争奪、中国との戦い、民主化と独裁の終らない対立。思っても見なかった希望の光や、急成長する社会の変化を読者に届ける喜びを」

(NYT求人案内より抜粋)

どこに炎上ポイントがあるのだろうか?

パロディー動画が続々登場

アフリカ全域のニュースを配信しているサイト「アフリカ・レポート」は、多くの批判コメントやパロディー動画のツイッター投稿を紹介している。

「NYTの特派員が海賊や砂漠をパトロールしてくれるなんて、アフリカ人として嬉しいね」

「19世紀の探検隊の募集かと思ったよ」

「インディー・ジョーンズが適任者だね」

ある投稿動画では、男性が大きな葉っぱの中から、息を切らして登場する。

「こちらコンゴの深い森です!ナイロビ支局長に応募します!それから、ソマリアの海賊の海を歩いています!テロとか、えーと、なんかそういうニュースに飛び込むので、ひとつよろしく!」。

背後には普通の民家が見える。

また別の動画では、黒い肌のアフリカ人たちが登場する白黒のアニメに、戦時放送のようなナレーションが求人案内を読み上げる。求人の内容と映像、音声は驚くほどマッチする。いま放送したら、問題になりそうな内容のアニメだ。

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 Photo by Marek Brzóska on Unsplash